大学生でも作れるおすすめクレジットカードを紹介!審査や利用可能額・安全な使い方を解説

18歳以上で安定収入があり、審査に通過できれば大学・専門学校生でもクレジットカードを入手できます。

収入と審査の関係上利用可能額は低くなりますが、支払い遅延なく使用できればクレジットヒストリーの積み重ねになり、将来的に少し有利なケースもあります。

目次

大学生や専門学校生におすすめのクレジットカードまとめ

大学生や専門学校生でも使えるクレジットカードは、まず18歳以上を対象としているカードに限られ、また以下のような前提を満たす必要があります。

大学生や専門学校生におすすめのクレジットカード
カード名\おすすめ/
三井住友カード
(NL)
JCB CARD Wセゾンカード
インターナショナル
dカードACマスターカードイオンカード
カードイメージ三井住友カード(NL)のイメージJCBカードWのデザイン画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: saison_internationalmini01-1.png
発行時間目安最短5分最短
3営業日
最短5分最短5分最短1時間最短翌日発行
年会費永年無料永年無料永年無料永年無料永年無料初年度無料
2年目以降1,250円(税別)
基本還元率0.50%1.0%0.50%1.0%%0.25%0.50%
国際ブランド
電子マネー三井住友カードNLの使える電子マネー三井住友カードNLの使える電子マネーセゾンカードインターナショナルの使える電子マネーApplePayのイメージJCB一般カードの使える電子マネー
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学生がクレジットカードを作る条件
  • 高校を卒業している
  • 親の同意を得られる
  • 本人確認書類を持っている
  • 少しでも収入がある(アルバイトなど)
  • 信頼に足る住所や連絡先がある

一部、条件によっては高校在学中でも大学進学や高校卒業見込みがあれば発行できるカードもありますが、安全に使用するためには高校卒業後に、アルバイトなどをしていて、少しでも収入がある時点で申込みを心がけましょう。

学生がクレジットカードを取得する際の注意

マイナンバーカードや運転免許証、パスポートがあれば本人確認書類にできますが、住所と連絡先については場合によっては審査に通らないこともあります。

連絡先はスマートフォンの電話番号でも良いですが、学生寮に3人1部屋などで住んでいて、1年と少しで引っ越しをするような場合は居住地の信頼などが足りずに審査に合格できないことがあります。

この場合は、親のクレジットカードの家族カードを発行してもらった方が安全で確実です。

大学や専門学校に進学してから、ある程度のアルバイト収入があり、かつ、親の扶養をはずれない範囲でおおよそ年間100万円未満の収入が得られる場合は、より安全に審査に通過しやすくなります。

両親の就業状況と扶養の関係なども大きく影響するため、安易にクレジットカードを申し込み、発行してしまうと、親にものすごい金額の税金が加算されてしまう場合があるので、親の扶養に入っているうちは、親に隠してアルバイトをし、無計画にクレジットカードを作らないようにして下さい。

学生のうちに、学生自身の収入基準の審査でクレジットカードを作る場合、利用可能額は10万円~20万円と低めに設定されることが多いです。家族カードの発行も視野に入れるのが良いでしょう。

【計算実例】

年間(1月1日~12月31日)のうちに103万円以上を稼ぐ(所得)と税金の支払いが必要になるため、計算しやすく100万円未満までを1年間で稼ぐとします。

100万円 ÷ 12カ月 = 8.33万円

上記のように、毎月8万円未満のアルバイト収入であれば、ひとまずは扶養を外れることなく生活できます。

この扶養を外れる、外れないといった条件で、国民年金や各種保険料、課税額が変わってくる場合があり、親の収入に大幅な変化が起きてしまうため、アルバイトをする前は事前に親に報告したほうがよいです。

必ず、両親の家計状況を確認してからアルバイトをし、クレジットカード発行を計画しましょう。

学生向けのおすすめクレジットカード

18歳以上の学生向けで、学生自身で発行できるおすすめクレジットカードのより詳しい情報と特徴、メリットをまとめました。

三井住友カード(NL)はコンビニ還元率が最大5.0%

基本情報
年会費永年無料
国際ブランドVISA、Mastercard
追加カード家族カード
ETCカード
ポイント還元率0.5%~5.0%
ポイント交換先Vポイント
補償海外旅行傷害保険※1
※1 事前に旅費などを当該カードでクレジット決済することが条件

三井住友カード(NL)はクレジットカードにカード番号が記載されていないクレジットカードです。

クレジットカードの番号や有効期限などの情報や利用停止、ポイント管理などの設定は全てスマホアプリで管理するため、クレジットカード自体を第三者に見られても不正利用のリスクがありません。

即日発行のデジタルクレカとしての利用も可能で、申込を行って最短5分で利用開始できます。2021年の2月に発券開始となり瞬く間に人気となったクレジットカードです。

基本還元率は0.5%ではありますが、セブンイレブン、ローソン、マクドナルドなどで利用すれば還元率が上がり、さらにタッチ決済に登録すれば最大5.0%の高還元率となります。

生活に欠かせない大手コンビニ3社の利用が現金で支払うよりも格段にお得になりますので高ポイント還元のメリットを享受しやすいのも学生の方に選ばれている理由のひとつ。

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JCB屈指の高還元率のJCBカードWは18歳から利用可能

基本情報
年会費永年無料
国際ブランドJCB
追加カード家族カード
ETCカード
ポイント還元率1.0%~10.0%
ポイント交換先Oki Dokiポイント
補償海外旅行傷害保険※1
※1 事前に旅費などを当該カードでクレジット決済することが条件

JCBカードWはJCBの取り扱うカードの中でも常時2倍の1.0%の高還元率のクレジットカードです。

高還元率を提供してもらえるお店等やキャンペーンなどの利用を調べたりするのが面倒という方はもともとも還元率の高いJCBカードWがおすすめ。

スターバックスやAmazonなどのパートナー店で利用すると最大10倍の高還元率で利用することができるのが魅力。

契約できる年齢は18歳から39歳(契約後に過ぎても利用は継続可能)までとなっており、学生の方にも非常に人気です。

賢い利用方法としては、三井住友ナンバーレスカードでコンビニやマクドナルドへ決済専用として利用しJCBカードWを普段遣いのクレジットカードとして利用すること。

常時1.0%以上の高還元率で利用することができる学生が持つクレジットカードとしては最強と言える組み合わせです。

クレジットカードは必ずしも1枚だけではなく、支払い等の管理をしっかりできる方で高還元率の恩恵を受けたいという方は、2枚持ちを選択するのもありです。

管理が面倒だからとりあえず、他のクレジットカードよりも常時高い還元率がいいという方はJCBカードWのみの保有を検討すると良いでしょう。

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イオンカード

イオンモールやまいばすけっと、マックスバリュ、トップバリュなどでもポイントを貯められるイオンカードは、18歳以上の方が取得可能です。

ちょうど学生の生活圏でポイントを貯めやすい上に、長く使用できて、年齢に応じた更新などが必要ないという安心感もあります。

国際ブランド:VISA、Mastercard、JCB

追加:ETCカード、家族カード

ポイント還元率:0.50%~1.33%

ポイント交換先:JAL

補償:盗難・ショッピング補償

デザイン:トイ・ストーリー、ミッキーマウス、ミニオンズ、TokyoGirlsCollection他

クレジットカードのデザインが複数あるのも魅力の一つで、好きなキャラクターのカードでお買い物も楽しくなります。

ネットショッピングにも使用できるため、Amazon、楽天でも使えて、U-NEXTやNetflixなどでも使用できるという汎用性の高いカードです。

楽天カード

TVCMでもおなじみの知名度のあるカードですが、楽天系列の囲い込みに従わないと十分なメリットがなく、楽天市場でのお買い物をしないと十分なポイント還元がありません。便利なネット銀行「楽天銀行」と合わせて使うのがちょうどよいです。

国際ブランド:VISA、Mastercard、JCB、American Express

追加:ETCカード、家族カード

ポイント還元率:1.00%~3.00%

ポイント交換先:楽天ポイント、ANA

補償:海外旅行傷害保険、盗難・紛失・不正利用補償

デザイン:特になし

楽天経済圏内でなんでも済ませようという工夫と取り組みが必要になります。世の中にはもっと良いサービス、商品もあり、これから広い世界を見る若者、学生にとって、一つの経済圏に固執するのはマイナスになります。汎用性と使える世界が広いクレジットカードを選びましょう。

dカード

ドコモユーザーの方には特にお得なクレジットカードです。ドコモユーザーでなくても発行できますが、ドコモ系列のサービス、dTV、dアニメストアなどを利用する場合にもdカードがあると連携において便利です。

国際ブランド:VISA、Mastercard

追加:ETCカード、家族カード

ポイント還元率:1.00%~4.50%

ポイント交換先:dポイント、JAL

補償:ケータイ補償、お買物あんしん保険、海外緊急サービス、海外レンタカー優待サービス、VJデスク

デザイン:通常、ポインコ

dカードはどちらかと言うとサブカードとして使われることが多いです。学生のうちは最悪何かで失敗してもいいようなサブ用としてdカードを使用し、社会人になり、まとまった収入を得られるようになったらメインのクレジットカードを発行すると良いでしょう。

学生向けクレカの利用限度額上限

18歳以上の大学生や専門学校生が所有できるクレジットカードの利用限度額、利用可能額は基本的に10万円から30万円とされています。

学生向けクレカの利用限度額が最大30万円である理由

クレジットカードのそれに適用して考えてよいかは別にして、法律的に考えると賃金業法の総量規制の関係で年収の3分の1までしか借り入れをさせてはいけない、というような決まりが世の中にはあります。

クレジットカードも一時的な借金・借り入れに近いものであるため、先述の扶養の範囲内で稼げる金額が100万円程度とした場合に、その3分の1は約33万円、端数を切り捨てて30万円が無難な利用限度額だろうと考えられて設定されている可能性があります。

学生が人生初のクレジットカードを発行する場合には、利用可能額が10万円までしかないことが多いですが、長く使用したり、収入が上がったりするとその利用可能額も上がり、50万円、100万円と上昇していきます。

学生は利用可能額いっぱいまで使ってはいけない

クレジットカードの利用可能額には常に余裕を持たせておく必要があります。特に公共料金の支払い、サブスクサービスの支払いをする場合には、慎重すぎるほどの注意が必要です。

利用金額と次月の請求額、引き落としのタイミングによっては、公共料金が一時的に支払えないくらいにギリギリになる可能性があります。

支払いできなければ金融事故となって、信用情報に傷が付き、クレジットカードの利用停止が強制される可能性もあります。

【計算例】

利用可能額が10万円のクレジットカードの場合

引き落とし日:毎月2日頃

7月

  • 電気代:4,000円
  • 水道代:4,000円
  • ガス代:6,000円
  • スマホ代:6,000円
  • VOD:2,000円

計22,000円

ネットショッピング20,000円

旅行20,000円

上記のような使い方をした場合には、締め日の関係上合計62,000円が利用された状態で残りの利用可能額は38,000円のみとなります。

計算上、締め日が7月20日頃であった場合は、8月2日の引き落としは実質6月分のものとなり、6月にも固定でかかる22,000円が加算されていたとして、実際の利用可能額は16,000円のみとなる可能性があります。

このまま8月を迎えると、季節柄の変動により

  • 電気代8,000円
  • 水道代4,000円
  • ガス代6,000円
  • スマホ代8,000円
  • VOD2,000円

計28,000円

という金額が加算されて、8月月初に引き落としを済ませていても、残りの利用可能額は10,000円のみということになります。

地味に怖いのが端数部分です。実際には電気代8,876円、水道代4,675円というように細かい数字が出てくるものなので、残りの利用可能額が8月の時点で10,000円未満に場合は、他の何にもクレジットカードを使えない上に、電気水道ガス代もおおはばにせつやくしないといけなくなります。

この状況では大学や専門学校の夏休み期間である8月にはお出かけをしてもクレジットカードでの決済が全くできないのと同じです。

見落としがあれば利用可能額をほぼ満額使い切ってしまうため、キャッシュレス決済のチャージなども難しいでしょう。


また、学生2人でディズニーランドに遊びに行く計画を立てたとし、一方がクレジットカードを所有、もう一方はクレジットカードを持っておらず、クレジットカードを持っている者が一時的に立替、友人の分のチケット代は現金で受け取ったとします。この場合

1デーパスポート8,200円×2人=16,400円

がクレジットカードの利用可能額から差し引かれたことになります。クレジットカードの引き落としまでの間、友人の分を立て替えて支払った8,200円分を使えない状況になります。

利用可能額10万円のうち既に7万円を使用していて、16,400円のチケットを立て替えて購入した場合は、残り約1万4千円しかクレジットカード決済ができない計算になります。

引き落とし時期とタイミングが悪く重なってしまうと、このままでは水道光熱費をクレジットカードで支払えない状況になって、電気、水道、ガスのいずれかが未決済状態となり信用情報に傷が付きます。

最悪の場合、クレジットカードが停止されて、公共料金のすべてをクレジットカードで支払えない時期が生まれてしまい、余計に信用情報が傷ついてしばらく借り入れもクレジットカードも使えなくなります。

これは奨学金を既に利用していた場合には影響がすぐに出てきてしまうので、十分な計画性と注意が必要です。

何も考えなければ、チケット代を立て替えただけですが、それによる影響が予測していなかった所にまで出てくる場合があります。

友人に悪意がなくても、こうした事態になると両者ともにいい気持ちではいられませんので、人間関係にヒビを入れないためにも工夫が必要です。

学生はクレジットカードを計画的に使うこと

以上の事情と計算例から、学生でもクレジットカードは利用できますが、利用可能額は低く、使い方を誤るとすぐにクレジットカードを使えなくなってしまって、金融事故を起こす可能性があります。

信用情報に傷がつくのは避けたほうがよく、ひどい場合にはクレジットカードそのものが利用停止、クレジットカードの引き落としだけは続く、という状況になり、なおかつ、公共料金が支払えなくなるという事態にもなって大変です。

お金で失敗するなら若いうちのほうが良いかもしれませんが、未然に防げるトラブルは、できる限り防いで下さい。人によってはクレジットカードよりも、デビットカードを使用したほうが安全な場合があります。

※デビットカード:自身の銀行口座残高からお金を支払えるもの。

クレジットカードは公共料金の支払いやサブスクのみの支払いに活用し、ショッピングやお出かけ時の支払いにはデビットカードを使用するなど工夫すると安全です。

学生のうちからクレジットカードを使う場合は、極力信用情報に傷がつかないよう、無理のない範囲でのみ利用するように心がけましょう。

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